「バビロンの大富豪」(著/ジョージ・S・クレイソン、翻訳/大島豊)から学んだこと

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書評
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「読了後のあなたは、すでに資産家への第一歩を踏み出し、幸福を共有するための知恵を確実に身につけているだろう」

(本書裏表紙より)

この記事を読めば、「お金が貯まらない」、「お金について将来に希望が持てない」という悩みを解決するヒントが見つかります。

にゃこばん
にゃこばん

古代バビロニア時代の知恵は、現代のお金の悩みを解決できるのか?

1920年代に書かれたものを翻訳しているだけあって、読みづらいところもありました。

でも、できるだけ分かりやすく紹介しますので、この記事を読んでもっと知りたい、と思った方は本書を手に取ってみてください。漫画版もあります。

この記事では、本書の内容から次の3点を紹介します。

  1. 富を得る教え7つの中から、すぐに出来て、効果を実感できる3つの教え
  2. 3つの教えを達成した後、実践するべき教え
  3. 私が衝撃を受けた、本書の「人生を生きる上で最も大切な言葉」
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今すぐできる教え3つ

黄金の教え
  1. 収入の1/10を貯金せよ
  2. 欲望に優先順位をつけよ
  3. ためたお金を働かせよ

第1の教え「 収入の1/10を貯金せよ 」は、何も新しいことはない「先取貯蓄」というものです。これをやるだけで、確実にお金は貯まります。

当たり前のことなのに、多くの人がなぜかできない。それは第2の教え 「欲望に優先順位をつけよ」が守れていないことに原因があると思います。

多くの人が、必要な支出として収入と同じになるまでお金を使ってしまうのは、バビロニアの時代から変わらないようです。

「今月は特別この出費がかさんで~」その気持ち、痛いほど分かります。

それでは、バビロニアの時代から伝えられる、収入の9/10でできないことは、どうすべきか?

諦める

大丈夫です。騙されたと思ってやってみてください。辛いのは最初だけです。

習慣化してしまえば苦になりません。例えば、食後の歯磨きみたいなものですね。

子供のときは面倒だと思っていたことが、今では当たり前になっていますね。(歯磨きしていない方は、歯医者さんへ行くことをお勧めします。)

にゃこばん
にゃこばん

収入の1/10は、別口座に移して最初からなかったものとしましょう。

第3の教え 「ためたお金を働かせよ 」は、現代でいうところの投資というものです。

教え1と2で生活防衛資金を貯めたら投資を検討してみましょう。

例えば、優良なインデックス投資であれば、15年以上の運用をすれば年利3から7%の利益を出すことが期待できます。

ただし、リスク資産ゆえに、暴落時には50%程度資産が減少します(投資していた100万円が50万円になる)。

そのときも、ドロップアウトせず、淡々と資産が回復することを待つことができるリスク耐性が必要です。

余裕資金で行うことと、15年から20年以上の運用期間が確保できることは大前提です。

にゃこばん
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最初は月1万円など、少額から始めてみましょう。

また、高い手数料をとる、「ぼったくり投信」に手を出すと、却って資産がなくなってしまいます。

投資信託だけでなく、保険などでもぼったくりの料金を取ってくるところがあります。

リベラルアーツ大学の両学長の投資に関するYouTube動画達を見倒すなど勉強してから、納得して始めましょう。

本で、投資に関することを調べてみたいという方は、こちらの記事で紹介しているので良かったら参考にしてみてくださいね。

少しだけ記事の内容を紹介します。

1番目に紹介している、リベラルアーツ大学の両学長の本は、とにかく初心者にも分からせようとする魂を感じます。

投資以外にも、「生活水準を落とさずにお金が貯まる方法を知りたい」などお金に悩みがある方には、まず手に取っていただきたい一冊です。

イケメン税理士大河内薫先生の本はギャグ漫画です。

我らと同じめんどくさがり屋で、投資に関して赤ちゃんレベルの知識しかない漫画家杏樹先生でも分かるくらい、易しく楽しく投資について解説しています。

にゃこばん
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積立投資は、再現性の高い方法が確立されていることが、勉強すると分かります。

余裕資産がある方は、挑戦してみてくださいね。

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3つを達成したら、実践すべき教え

黄金の教え4 よきところに住め。

世間の価値観ではなく、自分の価値で良きところです。

「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が流行りました。

そうではなく、

「咲けるところに移動する」

この言葉はとても好きです。

自分の能力が発揮できたり、自分が心地良いと思えたるするところだと思いますが、

現時点で私はまだ実践できていません。

自分の中で、どう実践すべきかが、まとまっていません。

実践したら、報告させていただきます。

にゃこばん
にゃこばん

住む場所は、人生の舞台。舞台が変われば、人生も変わる。

人生が苦しくなったときは、住む場所を変えるときなのかも?

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衝撃を受けた人生を生きる上で大切な言葉

本の中で「ダバシア」という登場人物がいます。

このダバシアは、もともとバビロニアの自由人だったのですが、借金を重ねてバビロニアを追われ盗賊になり、果ては奴隷になった男です。

奴隷となったダバシアに対して、雇い主の妻に言われた言葉が次のとおりです。

自分の弱さのためにこういう境遇となった人間が、どうして自分は自由人だなどといえるのです。もし本当に自由人だったのなら、その誇りと魂を決して忘れないことです。今の自分は奴隷でしかないのだと思っていれば、その人間の生まれには関係なく本当に奴隷になってしまうのは、水が低きに流れるように当然の成り行きでしょう。自由人の魂を持って生きていれば、たとえ不運に見舞われたとしても、生まれ故郷の街で敬われ、崇拝されるようになるのではありませんか。

文庫本P178

私の中で要約すると

「自由人の心を持つものが自由人となる。奴隷の心を持ったものは、自由人の身分であっても奴隷に転落する。」

雇い主の妻の助力で脱走できたのの、食料が尽きて砂漠で倒れた後、自由人の魂を取り戻したダバシアの言葉

「自由人の魂を持つ人間は、人生に関するあらゆる問題を解決してゆける」

「魂まで奴隷になりきってしまった人間は、自分に何ができようかとただ泣いているだけなのだ」

文庫本P186

最初に読んだときは、何も感じず流してしまったのですが、2回、3回本書を読み返したときにグサッと刺さりました。

この3つの言葉の本質は、「自分の人生において責任を持てるのは自分だけ」、ということだと思います。

私を含めて、何か不都合が起きると、他人のせい、会社のせい、政治家のせいにして、自分じゃ何もできない、という思考に陥ることもあります。

そう考えるのは簡単なことですが、それでは目の前の困難は解決せず、他人の甘い言葉に騙されて、詐欺に遭い、さらに困難を大きくすることにつながる可能性もあります。

もちろん、困ったときに人に相談するのは良いことなのですが、丸投げするのではなく、自分で出来るところまでやってみる、調べてみる、と主体性を失わないでいたいと思います。

にゃこばん
にゃこばん

自分が上手くいかない原因を他者に擦り付けたところで、問題は解決しないのですね。

例えば、私は、両学長やヒトデさんの動画を見てブログを始めました。

その結果、全然稼げない、といって「いうとおりにしたのに!」と言って両学長やヒトデさんのせいにしたら、意味不明ですね。

まずはそれが良いかどうかは別にして、「ブログ 稼ぐ」等でグーグル検索するとか、先輩方のブログを偵察するとか、やることはたくさんあるわけです。

ブログの場合、月に掛かっているコストは1,000円程度なので、困難といっても切羽詰まった状況でにはなり得ないのですが。

まずは、自分の受けるダメージの許容の範囲よりずっと低い範囲内で副業を始めましょう。

まとめ

今すぐできる教え3つは、次の通りです。

黄金の教え
  1. 収入の1/10を貯金せよ
  2. 欲望に優先順位をつけよ
  3. ためたお金を働かせよ

3つを達成したら、実践すべき4つ目教えは、こちらです。

黄金の教え

よきところに住め

本書を読んで、私が衝撃を受けた言葉の本質は、こちらです。

自分の人生において責任を持てるのは自分だけ

表題にバビロンが付いただけで、目新しいことがない、と感じる方もいるかもしれません。

でも、その目新しくもないことが、古代バビロニアの時代から現代になってもなかなかできないのが、大多数の人間です。

にゃこばん
にゃこばん

古代バビロニアの時代から文明は飛躍的に進みましたが、人の悩みは大して変わらない。

物語として共感するからこそ、より行動に移しやすくなることもあります。

リベラルアーツ大学の両学長のYouTubeでも紹介されています。

アニメ動画なので、楽しく見れます。

気になった方は手にとってみてくださいね。

正直文章が多いし、文体も古い感じだし、難しくて無理だわ、という方は漫画版も出ています。

まずは気軽に行きましょう。

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