金持ち父さん貧乏父さん(著者/ロバート・キヨサキ、翻訳/白根美保子)から学んだこと

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書評
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「今の生活の繰り返しの先に何がある?」

正直、読みづらい本だと思いました。就寝前に読むと寝落ちするくらいに。

アメリカのお金持ちの1人が、どういう考え方で仕事をし、生活をしているのか、知りたい方はお勧めです。

この記事では、私が本書を読んで考えた「お金持ちの考え方3つ」をまとめました。

にゃこばん
にゃこばん

「会社勤めこそ最大の安定」と思っている人には、びっくりする内容です。

具体的なお金を貯めたい、増やしたい、守りたいという方法を知りたい方は、断然こちらの記事で紹介している3冊(「本当の自由を手に入れる お金の大学」、「貯金すらまともにできていませんがこの先ずっとお金に困らない方法を教えてください」、「みんなが欲しかった! FPの教科書3級」)がお勧めです。

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あらすじ

ハワイに住む9歳の男の子のロバートには2人の父がいました。

名門大学を卒業し、エリート官僚だか、お金に苦労している実の父「貧乏父さん」

ハイスクールすら卒業していないが、資産家で親友マイクの父「金持ち父さん」

2人の父からは、正反対のことを言われます。

貧乏父さん
貧乏父さん

一生懸命勉強しろ。そうすればいい会社に入れるから。

金持ち父さん
金持ち父さん

一生懸命勉強しろ。そうすればいい会社を買えるから。

貧乏父さん
貧乏父さん

持ち家は最大の資産だ。

金持ち父さん
金持ち父さん

持ち家は負債だ。

貧乏父さん
貧乏父さん

会社や政府が自分たちの面倒を見てくれるに違いない。

金持ち父さん
金持ち父さん

経済的なことは100%自分に依存する。金銭的に有能であることが大事。

ロバートは、金持ち父さんからお金のことを学ぶことを決めました。

すると、金持ち父さんは、自分が経営するコンビニで法外に安い給料で働くように言います。

その結果は。。

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支払いに追われて、不満を言って一生を終える?

3日後、給料を上げてくれないなら、コンビニで働くことを辞める、と言ったロバート。

金持ち父さんは言います。

金持ち父さん
金持ち父さん

(多くの人は)「一番安心な橋だけを渡り続け、まともなことだけをやり、決して起こることのないチャンスのためにエネルギーをたくわえ続けるんだ。そして、最後には退屈しきった老人になって死ぬ。」

金持ち父さん貧乏父さん
金持ち父さん
金持ち父さん

(多くの人は)「こんな給料では家族を十分養うことができないと知りながら、おとなしく給料を受け取る。」

金持ち父さん貧乏父さん

毎月の支払いができなくなったらどうしようという恐怖で、とにかくお金の奴隷になって多くの人が働いている人がほとんどです。

従業員という立場でいる以上、そこから抜け出すことはできません。

しかも、人員削減でクビになるかもしれない。

他者に自分の生存権を握られている状態です。

自分で事業を持たない限り、ここから逃れることはできない。(お金持ちの考え方1)

95%以上の多くの大人たちは、そこに気付かず、気付いていても何もせず、一生毎月の支払いに追われて人生を終えます。

そのことに気付かせるために、法外に安い給料で働かされていたことにロバートは気付きます。

学校では教えてくれない、法律や税金など、お金のことを学ばないと、自由な人生は手に入らない。(お金持ちの考え方2)

にゃこばん
にゃこばん

一生支払いに追われる人生は嫌!

そこに気付いた時、私たちが人生を変えるチャンスです。

一緒に学び、行動しましょう。

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資産と思って負債を買っていませんか?

例えば、持ち家は資産ではない、それが本書の結論です。

本書では、若い夫婦を例に挙げています。

結婚した男女は、一方が暮らしていた狭い賃貸アパートで一緒に生活を始めます。

一人で暮らしていた頃よりお金がかからないため、貯金が増え始めます。

問題は、住居が狭いことです。

そこで、夢に見た我が家を買います。

にゃこばん
にゃこばん

ウッキウキで家を手に入れたことが、この後の悪夢の始まりになるとは。

家を手に入れると固定資産税という負担がかかります。

さらに新しい家に合わせて、新車を買い、家具を買い、電化製品を揃えます。

そして、ある日突然、住宅ローンやクレジットカードの支払いで負債がいっぱいなのに気づきます。

こうなると、毎月の支払いのために働かざるを得なくなります。

さらに、この支払いにお金を使っているがために、他の優良な投資をする機会を逃すことになります。

しかも、このとき購入した家や家具、電化製品を売ろうとすると、買ったときよりはるかに安い値段にしかならないことに愕然とします。

多くの人が、家や家具、車を資産と思って購入していますが、多くの場合、負債になっています。(お金持ちの考え方3)

まとめ

お金で悩まないために、私が本書を読んで考えた「お金持ちの考え方3つ」です。

  1. 他人に生存権を奪われないように自分の事業を持つ
  2. お金のことやお金に関連する法律を学ぶ(学校では教えてくれない)
  3. 資産だと思って負債を手にしてはいけない

冒頭にも書きましたが、読むのを何度も挫折したくなるくらいに難しい本でした。

実際、私も本書のすべてを理解したとは言い難いです。

日本のお金持ちについて調べてみると、

野村総研の資料から計算すると、国内で純金融資産5000万円以上の世帯が、全世帯に占める割合は、約8.8%です。

にゃこばん
にゃこばん

純金融資産5000万円以上は、準富裕層と呼ばれます。

資料のリンクはこちらです。

野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)

100世帯の内8から9世帯、もしくは10世帯の内約1世帯が、5000万円以上の純金融資産を持っています。

これが多いか少ないかは判断が分かれると思いますが、少数派であることは確かですね。

そのため、ある程度資産を形成するには、少数派の考え方が必要です。

にゃこばん
にゃこばん

大多数の人と同じ行動をとれば、その結果は大多数の人と同じです。

お金持ちの考え方は、大多数の人と違う所があります。

少数派のお金持ちの考え方に興味を持った方は、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

この本が読みづらいかも、と思う方は、こちらのリベラルアーツ大学の両学長の動画がお勧めです。

小学生でもわかるくらい分かりやすい内容なので、お子さんとご一緒にいかがでしょうか?

ここまでお兄さんをディスれるのは、兄弟仲が良い証拠ともいえます。

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