夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え(著者/水野敬也)から学んだこと

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書評
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人間は誰もが「二つの人生」を持ってるちゅう話しってるか?

夢をかなえるゾウ3

以下のような悩みを持っている人は、一定数いると思います。

  • 「人生このまま終わりたくない」ぼんやり思っているけど、特に行動は起こしていない。
  • 自己啓発本を読み漁ってはいるけど、行動するのはだるい。
  • 今さら頑張っても遅くない?

そんな言い訳ばかり言っている方は、本書を手に取って、「夢をかなえるゾウ」のガネーシャ様と契約をしましょう。

なお、教えを守らないと、将来の希望を根こそぎ奪われます。

しかも、今回は、前作までの弛んだお腹ではなく、筋肉マッチョのブラックガネーシャ様です。

教えも激辛ブラック。それだけに効果も抜群!

この記事では、頑張るのを根からあきらめている、頑張りたいけど続かない人へ、劇辛な教え3つを本書から紹介します。

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あらすじ

彼氏がほしい。お金も欲しい。海外旅行に行きたい。世界一周したい。

人生は一度きりなんだからなんでもほしい。

今回の主人公は、夢をあきらめきれない、冴えない毎日を過ごすOL。

「夢を実現するには、悪い運気を変えるガネーシャ像の力が必要」、と占い師に言われ、ローンを組んで購入。

次の日の朝、主人公の前にあらわれた「夢をかなえるゾウ」ガネーシャ様は、主人公に弛んだだらしないお腹を指摘され、「メタボリック神(シン)ドローム」と言われたことに激怒。

筋肉マッチョな黒い「ブラックガネーシャ」に変身!

「ワシの教えは、普通のヤツとは比べもんにならんくらい、スパイシーやで」

有無をいわさず、ガネーシャ様は主人公と「教えを聞かなかったら、将来の希望を根こそぎ奪う」契約を結んでしまう。。

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激辛な教え1 年齢は夢をあきらめる理由にならへん

「私、もうこんな年齢だから、今さら無理だと思う」

年齢を理由にすでにあきらめモードの主人公。

ガネーシャ様は「何やそれ」と笑います。

カーネル・サンダースが、フランチャイズ・ビジネスを始めたのは65歳。

クリスチャン・ディオールがブランドを立ち上げたのは41歳。

スキャットマン・ジョンがミュージシャンとしてメジャーデビューしたのは52歳。

ドストエフスキーが「カラマーゾフの兄弟」を書いたのは58歳。

アンナ・モーゼフが絵を描くため初めて筆をとったのは75歳、個展を開いて名声を得たのは80歳。

ガネーシャ様は言います。

「もし自分が今、80歳、いや90歳や100歳やったとしても、頑張ることをあきらめる必要なんてあらへんで。」

夢をかなえるゾウ3

何歳であっても、年齢を理由にあきらめる必要はない。

とても勇気づけられます。

実際、20代であっても、すべてをあきらめている人が夢を叶えられるとは思えないですね。

いくつになっても、夢を語れるおじいちゃんおばあちゃんの方が、魅力的だし、人が集まり、応援してもらって夢を実現できそうです。

その夢が、「ただのお金持ちになりたい」ではなく、「お金持ちになって、夢に向かう人を応援するだ!」のような他の人の成功につながるものだったら、なおさらです。

もちろんどんな夢を持つかは自由です。それでも、周りの人も共感し、応援してくれる人が多ければ多いほど、その夢は実現しやすくなります。

この夢を実現したい。そう思った今日が一番若い日です!

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激辛な教え2 今から3分やるわ。それまでに「必要なもの」を言えや。言わなかったものは破壊するで。

3分後、ガネーシャ様は、主人公が言わなかった、オーブン、ワンピース、健康器具、アロマキャンドル、自動掃除機、パワーストーンを粉々に破壊していきます。

呆然自失となる主人公。

ガネーシャ様は語り掛けます。

「住んどる部屋見たら、その人の心の状態がわかるちゅうのは、よう言われるやけど、自分、こないな部屋住んどったら、本当に欲しいものは絶対手に入らへんで。」

夢をかなえるゾウ3

「それはな、この部屋には、自分が『ちょっと欲しいもの』ばっか置いとるからや。使わへんオーブン、着てへんワンピースかてそうやろ?ちょっと欲しいと思たから飛びついて買うてもうた。そんで1回手に入れると、今度はもったいなくて捨てられへんようになる。」

夢をかなえるゾウ3

自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいものだけが入ってんのか?もしそうやないんとしたら、自分が欲しいと思てるもんは一生手に入らへんで。部屋の大きさが限られているみたいにー自分が持てるもんも、生きている時間も限られているんやからな。

夢をかなえるゾウ3

買ったはいいけど、1回か2回使って、もしくは1回も使われずそのままになっている物たち。

「でも、高かったから、簡単に捨てられない。」

「いつか使うときがくる。」

そんな理由で、鎮座している物たちは、あなたの部屋にありませんか。

結論からいうと、この先も使うことなく、ほこりをかぶっていくだけの運命でしょう。

それは、自分が一番わかっていることではないでしょうか。

その部屋を占拠するスペースにも家賃を払い続けるとは馬鹿らしいですね。

3分以内に言えなかったものは、捨てましょう。少なくとも1年間使わなかった物は捨てましょう。

価格ではなく、自分に必要かどうかの価値で判断すると、そんなに大量のものはいらないかもしれません。

激辛な教え3 苦しみは楽しみに変えられるんや

大多数の人は、苦しいところから逃げて楽な方に向かおうとします。

そもそも「努力する」というのは面倒なことです。

だから、大事なのは 努力することに伴う苦しみを、できるだけ楽しみに変えることです

「自分らは努力を始めるとき、『我慢』から入るやろ。瘦せるためには食べたい気持ちを我慢せなあかんとか、勉強するときには、遊びに行きたいのを我慢せなあかんとか・・でもな、自分の行動をコントロールするために必要なんは、楽しいことを我慢することやのうて、『もっと楽しいことを想像すること』やねん」

夢をかなえるゾウ3

そして、これを紙に書き出すように、ガネーシャ様は言います。

ダイエットに成功して着たい服があるなら、その服をネットから印刷して、より具体化するとよいでしょう。

これを目に入るところに置きます。

そうすれば、今自分が努力しているのは、この苦しみの先にある、自分が本当に欲しいものを手に入れるために必要なことであると脳により強くインプットされます。

逆に、努力することをやめたとき、書き出したものはすべて手に入らなくなります。

人間は、やはり楽しいと思うことしか、長続きしないものですからね。

まとめ

頑張るのを根からあきらめている、頑張りたいけど続かない人への劇辛な教え3つを本書から紹介しました。

激辛な教え
  1. 何歳であっても、年齢を理由にあきらめる必要はない。
  2. 3分以内に言えなかったものは、捨てましょう。少なくとも1年間使わなかった物は捨てましょう。
  3. 努力することに伴う苦しみを、できるだけ楽しみに変えましょう。

本書にも書かれていますが、苦しい思いをしてまで、頑張らなければならないわけではありません。

人ぞれぞれ、人生は自由に楽しんだらいいものです。

頑張らなくても、楽しく暮らしている人は、たんくさんいます。

それを踏まえて、頑張って自分の夢をかなえる道を選択したとき、相応の痛みが伴います。

「ノーペインノーゲイン(no pain no gain)」ですね。

それを乗り越えた先にある成功をつかみ取りたいとき、本書はその道しるべになります。

和やかな空気を見事に一刀両断し、粉々にする、ガネーシャ様のギャグも健在です。これだけでも一読の価値ありです。

気になる方は、本書を手にとってみてはいかがでしょうか。

「夢をかなえるゾウ」はシリーズものなので、興味があるものから読んでみてはいかがでしょうか。

どれもガネーシャ様の、摩擦係数0の面白さ満点です。(ガネーシャ様は完全に滑っていますが、私はそこが笑いのツボです。)

そもそも、「かなえたい夢がない」という人は、「夢をかなえるゾウ0」がお勧めです。

「そもそも夢は必要なのか?」という根本的な疑問の答えが見つかったり、やりたいことがなくても夢を見つけたりする方法が楽しく学べます。

とにかく今の生活がずっと続くのは嫌で、自分を変えたい方は、「夢をかなえるゾウ1」がお勧めです。

どの自己啓発書に書かれている地味な方法でもやれば、必ず変わります。

なぜなら、今までやっていなかったのですから。

夢に挑戦してみたいけど、自分にその才能はないと躊躇っている方、貧乏からどうにか抜け出したい方は「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」がお勧めです。

少し意外な方法ですが、的を射ていると思いました。

自分がいつかこの世界から旅立つ日が来ることを自覚していない人は、私を含めて大体数です。

誰にでも訪れることは知っているはずなのに、どこか他人事みたいな。

でも、もし残された時間が3か月だとしたら?

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