以下のような悩みを持っている方は、本書で解決の糸口がみつかるはずです。
- 「夢に向かって挑戦しても才能がなかったらどうする?」悩みを抱えながら悶々と日々を過ごしている。
- 夢に向かって挑戦したけど、現実を知って諦めようと思ったり、努力が報われないと感じたりしている。
- 経済的になかなか豊かになれない。
ここでは、本書のあらすじと、本書を読んで今日からできる成功への1歩となる考え方を1つと行動を1つ紹介します!
色々と言われると、結局できなくても1つだったら、すぐに実行に移せるのではないでしょうか。

本をたくさん読んだけど、結局行動していないのが、悩みが解決しない原因では?
私はそうでした。
あらすじ
脱サラしてお笑い芸人になった西野勤太郎。しかし、8年間売れないまま34歳になっていた。
そこに「夢をかなえるゾウ」と呼ばれる神様ガネーシャが降臨!
「ワシとコンビ組もうや」
そして3か月後に開催されるお笑いの頂点をきめる「ゴッド・オブ・コント」に挑戦することに。
しかも、ガネーシャは、 西野勤太郎になりすまして闇金から300万円の借金をつくってくる!
さらに、脱サラした8年前から貧乏神にも憑かれていることが発覚。
こんな状況で、西野勤太郎は、「ゴッド・オブ・コント」で優勝し、借金を返済し、お笑い界の頂点に立って夢を叶えることができるのか?
何かやりたいことがあれば、まずはやってみる

以下は、実在のお釈迦様の有名なエピソードです。
釈迦は仏になる前、 シャカ族の王子ゴータマ・シッダルダと呼ばれていました。
不自由のない暮らしをしていましたが、常に疑問を心の中に持っていました。
それは、「人はなぜ、老いや病気、死の苦しみを経験しなければならないのか?」
「この苦しみから逃れる方法があれば、多くの人を救えるかもしれない。」
その思いは日増しに大きくなり、遂には、城を出ることにしました。
そして、僧侶の導きにより出家をし、生死を彷徨うほどの過酷な苦行を続けました。
しかし、6年間の修行を行っても心身が衰えるばかりでした。
そこで、釈迦は「苦行の中に答えはない」と気付き、苦行を捨てました。
そして、菩提樹の下で座禅を組み、瞑想を行い、悟りを開きました。
それでは、6年間の苦行は無意味だったのか?
最初から瞑想をしていれば悟りは開けたのか?
おそらくそうではないでしょう。
「蓮華が清らかな高原や陸地ではなく汚い泥の中に咲くように、迷いを離れて悟りがあるわけではありません。迷いの中に悟りの種はあるのです。」
夢をかなえるゾウ2
この言葉が本書の中での本質であり、勇気が湧く言葉だと思いました。
小さなことでも何かを成功させたことがある人は実感があるのでは、と思います。
映画監督として名高い黒澤明は、当初画家を目指していました。
プロレスラーのジャイアント馬場は、もともと野球選手でした。
女優のオードリー・ヘップバーンや、おとぎ話の作家アンデルセンはもともとバレエダンサーを目指していました。
歴史に名を遺すほどの人でも、夢破れて他の分野で成功した例があります。
だから、何かやりたいことがあれば、まずはやってみる。
それで芽が出なくても、別のところで才能が花開くきっかけになることがあるからです。

失敗は無駄だからしたくない、とみんなは思う。
でも、成功した人からすると、失敗は必要な経験なのですね。
貧乏になる人の特徴って?

本書の中では、「ドリーム貧乏」、「ガネーシャ貧乏」、「お駄賃貧乏」が取り上げれれていました。
ここでは、多くの人があてはまる「お駄賃貧乏」を紹介します。
お駄賃貧乏
子供の頃、「お使いに行ってきれくれたら、お駄賃をあげる」とか「宿題をやったらお小遣いをあげる」と言われた記憶はないでしょうか?
本書の中では、これが貧乏の始まりとされています。
そういう形でお金をもらってしまうと、
「お金」=「嫌な作業をするともらえるもの」という考えが知らず知らずのうちに身に付きます。
この子供の頃の「お駄賃」が、大人になると「お給料」になります。
「お駄賃」も「お給料」も、作業する前から大体のもらえる金額が決まっています。
そのため、その金額の範囲でしか仕事をしなくなり、給料が増えることもありません。

「仕事はつまらない。貰える金額が同じなら、できるだけやりたくない。」というのが人情ですね。
では、この場合、どうすればこの貧乏思考から脱却できるのでしょうか?
「逆にすればよい」と、本書では語っています。
お金は、「嫌な」作業をするともらえるものじゃなくて、「楽しい」ことをするともらえるもの。
もらえるお金の量は、あらかじめ決まっているではなくて、お客さんを喜ばせた分だけもらえるもの。
いやいや、仕事=嫌なものでしょ?
隙あればサボりたいし、1秒でも早く帰りたい。
お客さんを喜ばせたところで、給料が上がる仕組みじゃないし。
そう思っている人はどうすればいいのでしょうか?
本書では、「まずプレゼントをする」ことを挙げています。

プレゼントというのは、自分でお金を出して相手を喜ばせようとする行為です。
ただし、相手が喜んで終わりではありません。
プレゼントをして相手が喜ぶ経験をすれば、自分以外の誰かを喜ばせることは楽しいと気付くことになります。
プレゼントをして喜んでいるのは、その相手はもちろん、自分自身です。
プレゼントをきっかけに相手を喜ばせるにはどうすれば良いのかを考えるきっかけになりますね。
プレゼントしたらお金減って貧乏になるんじゃない?
とはいえ、「お金を貯めたいのにお金を使う?逆な感じがする」、というのが率直な感想ではないでしょうか。
プレゼントをすることで得られるメリットは次のようなものがあります。
- ポジティブな出来事に目を向けて(探して)、相手にプレゼントをあげるタイミングを探す
- 相手を思ってプレゼントを選ぶ時間を楽しむ
- プレゼントをしたときの相手の反応を見て楽しむ
- プレゼントをきっかけに相手との関係が、(より)良好になる
- 一生懸命相手が喜ぶプレゼントを選ぶので、普段の生活でも浪費をしにくくなる
- 自分と相手が喜ぶプレゼントを贈るツールとなるお金を大事にするようになる
このメリットで幸福な時間が増えてくれば、仕事のストレスで衝動的にお金を使うことは減っていきますね。
プレゼント自体は、高価なものである必要はありません。
お菓子とかちょっとしたものなら、数百円からでも出来ます。

相手の欲求を先読みするのは、商売の基本ともいわれています。
プレゼント選びが上手な人は、お金を稼ぐのも上手かもしれません。
でも、最初は純粋にプレゼント選びを楽しみましょう。
プレゼントについては、リベラルアーツ大学の両学長が自分の体験を交えて解説しているので、動画のリンクを貼っておきます。
両学長が、本当に楽しそうに解説しているので、動画を見ているだけで、こちらも幸せな気分になります。
お金は、良い使い方をしてこそ生きます。
まとめ
この記事では、今日からできる成功への1歩となる考え方と行動を紹介しました。
「蓮華が清らかな高原や陸地ではなく汚い泥の中に咲くように、迷いを離れて悟りがあるわけではありません。迷いの中に悟りの種はあるのです。」
「まずプレゼントをする」
気付いた今日がラッキーです。今日から実行していきましょう。

数百円のプレゼントなら、ハードルは低いです。今日出来る!
本書の中では、他にも「たくさんの人を喜ばすことだけが成功ではなく、たった1人の人をたくさん喜ばせるのも成功」といった、はっと気付かされる言葉を発見できます。
図々しいけど憎めない自分が大好きなガネーシャ様の行動も、少しは日常生活に取り入れたいものです。
小説として、気軽に楽しく読めるので、気になった方は本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?
「夢をかなえるゾウ」はシリーズものですが、興味があるものから読んでも楽しめます。
どれもガネーシャ様の、摩擦係数0の面白さ満点です。(ガネーシャ様のギャグは完全に滑っていますが、私はそこがツボです。)
そもそも、「かなえたい夢がない」という人は、「夢をかなえるゾウ0」がお勧めです。
「そもそも夢は必要なのか?」という根本的な疑問の答えが見つかったり、やりたいことがなくても夢を見つけたりする方法が楽しく学べます。
とにかく今の生活がずっと続くのは嫌で、自分を変えたい方は、「夢をかなえるゾウ1」がお勧めです。
どの自己啓発書に書かれている地味な方法でもやれば、必ず変わります。
なぜなら、今までやっていなかったのですから。
本は、たくさん読んだけど、「もう遅い」とか何かと理由をつけて行動を起こしていない方には、「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」で激辛カレー並みの教えが必要です(笑)。
自分がいつかこの世界から旅立つ日が来ることを自覚していない人は私を含めて大体数です。
誰にでも訪れることは知っているはずなのに、どこか他人事みたいな。
でも、もし残された時間が3か月だとしたら?
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