え!?自分「夢」がないやて?ほな「夢の見つけ方」教えたろか
引用元 夢をかなえるゾウ0
本書の今回のテーマは「夢」です。
主人公は、会社の人間関係に悩む会社員の男性なので、親近感を抱く方も多いと思います。
本書を読んで、私が考えたこと、実践したことを記事にしました。
- 夢は必要か?(私にゃこばんの考え)
- 「夢がない」という人のための、とっておきの夢の見つけ方
- 夢中になれる仕事の見つけ方
本書のあらすじ
「夢をかなえるゾウ」と呼ばれる神、ガネーシャ様。
そんなガネーシャ様が今回降臨したのは、上司からのパワハラに悩む会社員の男性。
そんな彼を「宇宙一の偉人に育てる」と神々の前で公言したガネーシャ様。
それができなかったら、「ゾウに生まれ変わって名前にゾウが付くものしか食べへんで」とまで宣言。
しかし、彼にはそもそもかなえたい「夢」がなかった。
今回は、ガネーシャのペットで夢ソムリエのバクと、ガネーシャの父にして最高神のシヴァも登場!
ガネーシャの「生い立ち」と「人間の夢をかなえる理由」も明かされる。
そもそも夢って必要?

これは、私にゃこばんの考えです。
みんなの考えたこと、それぞれが答えです。
夢がなくても幸せに生きている人はたくさんいます。
だから、誰もが必ずしも必要だとは、思いません。
生活が満たされていれば、それで十分という考え方もあります。
まして、「良い学校、良い会社に入れば人生安泰」といったことを押し付けられるのは、他人の夢なので、自分の人生を豊かにするものではありません。
それでは、夢はどんな人に必要なのか?

現状に不満・不安を抱いている人は、夢が必要だと思います
自分の夢を持つことで、その実現のために、行動をすることになります。
その行動は、夢に少しずつ近づく過程であり、楽しいものになるはずです。
不満・不安を抱いて悶々としている時間が、夢を追いかける楽しい時間になるのであれば、夢は生きるために必要だと考えます。
もちろん会社や学校に行かなきゃいけなかったり、家のことをしなきゃいけなかったりするでしょう。
でも、1日の内1時間とか、週末など、夢のための時間は確保できるはずです。
今までの不満・不安が溜まる毎日の一部だけでも、楽しい時間に変えていきませんか?
夢を見つけるとっておきの方法
やりたいことを全部書き出し、やりたくないことに変換する
どうしても夢が見つからない人も、3ステップで見つかります。
騙されたと思ってやってみましょう。
①やりたくないことを全部書き出す
引用元 夢をかなえるゾウ0
やりたいことがある人は、それが夢になります。
それもない人は、やりたくないことを書き出しましょう。

やりたいことがない、という人も「やりたくないこと」はある
そんなネガティブ思考でよいのか、と思うかもしれません。
でも、自分の心の状態を確認するのは大事なことです。
この期に及んで、他人の目を気にするのを止めましょう。
仕事、生活に限らず思い付く限りを書き出します。
- 会社に行きたくない
- 気の合わない上司、部下、同僚と働きたくない
- 満員電車に乗りたくない/渋滞する時間に通勤したくない
- 残業したくない
- 1時間以上、通勤に時間をかけたくない
- 仕事を押し付けてくる人と付き合いたくない
- 飲み会、旅行など気の乗らない会社の行事に行きたくない
- 旅行中に会社からの電話を受けたくない
- やっても誰も喜ばない仕事をしたくない

こんなこと書いていいのかな、ということも気にせずに!
全部書き出したら、2ステップ目です。
②やりたくないこと(面倒だ)けど、やった方が良いと思うことを消す
引用元 夢をかなえるゾウ0
やりたくないリストを見返してみます。
この中で、「やりたくないこと(面倒だ)けど、やった方が良い」と思うことを消します。
例えば、「会社に行きたくない」
会社に行きたくない理由は、一緒に働く人との関係が悪い、通勤・残業が辛いからです。
要するに、働き方が悪いのであって、その条件がクリアされた場合、働くことは楽しいものになると思います。
一方、他の項目は、心が拒絶していることなので、そのまま残しておきます。
ということで、以下のとおりになりました。
会社に行きたくない- 気の合わない上司、部下、同僚と働きたくない
- 満員電車に乗りたくない/渋滞する時間に通勤したくない
- 残業したくない
- 1時間以上、通勤に時間をかけたくない
- 仕事を押し付けてくる人と付き合いたくない
- 飲み会、旅行など気の乗らない会社の行事に行きたくない
- 旅行中に会社からの電話を受けたくない
- やっても誰も喜ばない仕事をしたくない
最後の3ステップ目です。
③やりたくないことをひっくり返して、やりたいことに変える
引用元 夢をかなえるゾウ0

この作業で、やりたくないリストから、やりたいことが見えてきます!
以下のとおり、やりたくないことをひっくり返した内容を、やりたくないリストに追記しました。
会社に行きたくない- 気の合わない上司、部下、同僚と働きたくない→尊敬できる仲間と心穏やかに働きたい
- 満員電車に乗りたくない/渋滞する時間に通勤したくない→自分の決めた時間に通勤したい
- 残業したくない→定時で帰りたい
- 1時間以上、通勤に時間をかけたくない→無駄に体力を消耗せず、通勤以外に時間を振り向けたい
- 仕事を押し付けてくる人と付き合いたくない→一緒に働く仲間は自分で選びたい
- 飲み会、旅行など気の乗らない会社の行事に行きたくない→好きな人と飲み会、旅行をしたい
- 旅行中に会社からの電話を受けたくない→仕事の裁量を自分で決めたい
- やっても誰も喜ばない仕事をしたくない→自分の仕事で人が喜ぶ顔を見たい
これで、心が前向きになってくると思います。
このリストから分かった自分の夢はこちらです。
自分の裁量で仕事をし、人を喜ばせたい

自分の本当の気持ちに気付いてあげてね
この時点では、漠然としているかもしれません。
それでも、10年以上のサラリーマン人生で感じている痛みや苦しみをこれからも継続するのか、それとも違う道を行くのか、それがはっきり分かりました。
何より、これは自分で作成しないと気付かなかった、この過程に至る自分の気持ちに気付くことができます。

この作業は繰り返して、夢をより具体的なものにしていきましょう
夢中になれる仕事の見つけ方

会社で受ける理不尽な扱いに、行動を起こせないのは、なぜでしょうか。
それに対するガネーシャ様の答えは、こちらです。
自分の生活手段が「会社」だけやからや
引用元 夢をかなえるゾウ0
もし会社をクビになっても、他に生活手段があれば、行動を起こせるはずです。
しかし、生活手段を会社に依存している以上、自分の生殺与奪権を握っている会社に従うしかありません。
どれだけ理不尽なことをされても我慢するしかありません。

会社しか収入源がないと、ここを絶たれたら生活が回らなくなる(涙)
しかし、仕事というのは、辛くて苦しくて我慢する「だけ」のものではないはずです。
子供の職業体験で、ほとんどの子供は楽しそうに笑って仕事を体験しています。
キッザニア(KidZania)オフィシャルサイト|こども向けの職業体験型テーマパーク | キッザニア
仕事は、楽しいことばかりではないけれど、本来夢中になれるもののはずです。
もし、今の仕事が辛くて仕方がないと思うのであれば、それは、その会社や働き方が合っていないのかもしれません。
それでは、自分に合った仕事を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか。
ガネーシャ様の教えはこちらです。
仮体験をする
引用元 夢をかなえるゾウ0
一番大事なのは、実際にやってみることです。
身も蓋もない言い方ですが、自分に合っているかどうかはやってみないと分かりません。
仮体験の例として、次のようなものがあります。
- 社会人インターンシップに参加してみる
- ボランティアスタッフとして働く
- スキルマーケットに出品してみる
- 商品やアイディアを応募している企業の企画に応募してみる
- 副業をしてみる
学生の就職活動の1発で自分に合った職業に就くことの方が難しいです。
今の会社を辞める必要はなく、仮体験することは可能です。
仮体験してみて、ダメだと思ったら、次の仮体験に行けば良いだけですね。

私は、副業としてブログを書いています。
自分にすべての裁量があるため、少なくとも本業よりストレスなく、できています。
1人でも読んでくださる方がいれば、とても嬉しいし、コメントまで頂けたときは有難さで心がいっぱいになります。
天職かどうかは、まだ分かりませんが、これからも続けていくつもりです。
まとめ
この記事のまとめです。
現状に不満・不安を抱いている人は、夢が必要だと思います。
不満・不安を抱いて悶々としている時間が、夢を追いかける楽しい時間になるのであれば、夢は生きるために必要だと考えます。
①やりたくないことを全部書き出す
②やりたくないこと(面倒だ)けど、やった方が良いと思うことを消す
③やりたくないことをひっくり返して、やりたいことに変える
仮体験をする(何事も体験しなければ、自分に合っているかどうか分かりません)
さすがは完璧な肥満ことパーフェクト・ヒーマン!ではなく、ふくよかで愛らしく美しいガネーシャ様。
本書でも、多くを学ばせていただきました。
最初から夢を持っていない、という人だけではなく、夢破れて挫折した、という人にも本書はお勧めです。
この記事に記載した方法以外の夢の見つけ方も、本書に書かれており、参考になると思います。
本書では、ガネーシャ様が父である最高神・破壊の神シヴァ神に立ち向かう場面が描かれており、そこは胸アツでした。

ガネーシャ様は、「障害を取り除く神」として知られています。
本書では、なぜガネーシャ様が障害を取り除く「夢をかなえるゾウ」になったのかが明らかにされます。
この記事を読んで、本書に興味を満たれた方は、是非手に取ってみてくださいね。
「夢をかなえるゾウ」はシリーズものなので、興味があるものから読んでみてはいかがでしょうか。
どれもガネーシャ様の、摩擦係数0の面白さ満点です。(ガネーシャ様は完全に滑っていますが、私はそこが笑いのツボです。)
とにかく今の生活がずっと続くのは嫌で、自分を変えたい方は、「夢をかなえるゾウ1」がお勧めです。
どの自己啓発書に書かれている地味な方法でもやれば、必ず変わります。
なぜなら、今までやっていなかったのですから。
夢に挑戦してみたいけど、自分にその才能はないと躊躇っている方、貧乏からどうにか抜け出したい方は「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」がお勧めです。
少し意外な方法ですが、的を射ていると思いました。
本は、たくさん読んだけど、「もう遅い」とか何かと理由をつけて行動を起こしていない方には、「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」で激辛カレー並みの教えが必要です(笑)。
自分がいつかこの世界から旅立つ日が来ることを自覚していない人は、私を含めて大体数です。
誰にでも訪れることは知っているはずなのに、どこか他人事みたいな。
でも、もし残された時間が3か月だとしたら?
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