「お前なあ、このままやと2000%成功でけへんで。」
夢をかなえるゾウ1
朝起きたら、なぜか居候している喋るゾウに言われたらどう思いますか?

見ず知らずのあなたにだけは言われたくない
しかし、次のような悩みを持っている方は、本書を手に取って、ゾウの教えを実行することで未来は変わります。
- 今の生活がイマイチで変えたいと思っている
- 変えたいか変えたくないか自分でもよく分からない
- 毎日不満だらけだ
そのような人は、本書を読むと問題を解決する糸口をつかめると思います。
この記事では、今日から取り入れることができる、人生をより楽しく生きる方法を本書の中から3つ紹介します。
あらすじ
主人公はどこにでもいる普通のサラリーマン。
彼は、会社の先輩に誘われて友人である実業家(実際には名刺交換しただけ)が開いた豪華なパーティー会場に潜り込みました。
そこでテレビタレントやプロ野球選手が、自分たちの存在を無視して談笑しているのを目の当たりにし、自分の住む部屋と華やかなパーティー会場の差に愕然とします。
その夜、彼は泥酔。インド旅行で買ったゾウの置き物に「人生を変えたい」などグチグチと泣き叫び、寝落ちしてしまいます。
次の日の朝、関西弁を話す謎のゾウのような化け物に起こされます。それは「夢をかなえるゾウ」と呼ばれるインドの神様・ガネーシャでした。
「自分、変わりたいの変わりたないの?」ガネーシャは迫ります。
彼は、これまでにも自己啓発の本を読んだり、インド旅行に行ったりして、自らを変えようとしていましたが、結局何も変わらない生活を続けていました。
主人公は、ダメダメな自分を変えるために歴史上の偉人を育てたと言い張る怪しい(?)ガネーシャの課題を行うことになります。
運が良いと口に出して言う

自分にとって嬉しくないことが起きても、まず嘘でもいいから「運が良い」と思うことです。
口に出すくらいの勢いがあった方が良いです。
そうすると、脳みそが勝手に運が良いことを探し始めるそうです。
例えば、「帰りの電車が事故で遅れた」
思わずムッとしてしまうところですが。

電車が遅延するのも運が良い!
すると、以下のようなことに気付くかもしれません。
- カバンに本を入れておけば、こういう時間も読書に使える
- 自転車通勤だったら、この影響は受けないから試すきっかけにしよう
- ブログや仕事のネタを考える時間ができた
- これからの人生でやりたいことを考えてみよう
- カバンや財布の中を整理する時間ができた
このように、電車が遅れたことから、「運が良い」と思い、学ぶ姿勢を取ると、学ばない姿勢と比べてイライラの感情が収まります。
さらに次同じことが起きた時は、もっと有意義に時間を過ごせるようになります。
同じ時間を過ごすなら、楽しい方がいいですよね。
自分が好きなことは、経験しないと分からない

本書の中で、紹介されているラーメンの例えが、ダントツに分かりやすいです。
こう聞かれたら、何と答えますか。
「ラーメン、何味が好きですか?」
とんこつ、味噌、醤油、塩、魚介系。。
色々と答えが返ってきそうですね。
どうでも良いかもしれませんが、みなさんがどんな回答をしたか、マイナビニュースのリンクを貼っておきます。
最も好きなラーメンの味ランキング、読者アンケートの1位は? (1) | マイナビニュース (mynavi.jp)
ではなぜ、その味が好きなのでしょうか?
餃子に合う、香りがたまらない、こってりした味が好き、あっさりした味が好き、と色々な答えがあると思います。
ただ、その答えにたどり着いたのは、他の味と食べ比べた結果、分かったからではないでしょうか。
最初とんこつを食べて、「そうでもないな」と思って、その後醤油味食べたら、「やっぱりとんこつがいい」と思うことがあったりするわけで。
自分がどの味が好きか分かるかは、複数の味を「経験」したから分かることです。
生まれてから死ぬまで「とんこつ」しか食べない人は、少数派でしょう。
同じように、自分が好きかどうかは、まずは経験しないと分からないです。
だから、自分が何が好きか分からない場合は、小さいことでも「まず経験してみる」ことです。
せどりでも、YouTubeでも、ブログでも、ハンドメイドでも、プログラミングでも。。
経験してみてイマイチなら、やめればよいだけです。

始めるのに1万円くらいお金がかかるけど、それ以上に失うものはない。
やってみましょう!
いきなり、今の仕事を辞める必要はありません。
というよりそこまでリスクを取れる人は、いないと思いますが。
空いた時間をつくり、まずは小さく挑戦してみましょう!
何かをやめてみる

本書では、時間を器に例えています。
1日は、24時間。
これは、誰にでも平等に与えられた器です。
この器の中には、何が入っていますか。
会社に行ったり、家族や友達と会ったり、寝たり、お風呂に入ったり、漫画読んだり、テレビを見たり、ネットサーフィン、YouTube。。
そうやって24時間パンパンにした状態です。
そこに新しいものを入れようとしても、入れられません。
このぱんぱんの器の状態で、新しいことを始めようとしたらどうしたらよいでしょうか。
答えは、ぱんぱんの器から、何かを取り出して、空いた部分に新しいものを入れる。
つまり、「何かをやめて、時間をつくる」ことになります。
これをやめると決めたら、その環境をつくります。
意識の力だけでは、なかなか人間変われません。

精神論ではなく、仕組みをつくるのがコツです!
例えば、「テレビをだらだら見る時間」をやめたいとき。
テレビのコンセントを電源から抜いて、テレビを見ることが面倒になるような環境にする。
もっと確実にするならテレビそのものを捨ててしまえば、もう見れませんね。
私の場合は、「スマホをだらだら見る時間」をやめようと思いました。
これは、暗証番号を設定する、で成功しました。
スマホを開くと、いちいち暗証番号を入力しなければいけないので、面倒になって、本当に必要な時しか使わなくなりました。
セキュリティも上がって一石二鳥です。
時間が足りないを言い訳にして、何もしないは、なしにしましょう。
まとめ
今日から取り入れることができる、人生をより楽しく生きる方法を3つを紹介しました。
- 運が良いと口に出して言う
- 自分が好きなことは、経験しないと分からない
- 何かをやめてみる
本書の中では、「自分の夢を、みんなを幸せにする夢に育てていく」、「人気店で、なぜ人気かを考える」、「毎日感謝する」といった、はっとさせられたり、忘れがちだったことを思い出させてくれたりする教えが書かれています。
一般的な自己啓発書に書かれている内容ばかりですが、行動しないがために変われない。
そこをビシッとたるんだお腹とニコチン中毒で証明してくださるガネーシャ様。
「成功だけが人生やないし、理想の自分諦めるのも人生やない。ぎょうさん笑うて、バカみたいに泣いて、死ぬほど幸福な日も、笑えるくらい不幸な日も、世界を閉じたくなるくらいつらい日も、涙が出るくらい美しい景色も、全部全部、自分らが味わえるために、この世界創ったんやからな。」
夢をかなえるゾウ1
「世界を楽しんでや」
夢をかなえるゾウ1

1度しかない人生、お互い後悔のないものにしましょう
私もまだ途上です
興味を持たれた方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね。
「夢をかなえるゾウ」はシリーズものなので、興味があるものから読んでみてはいかがでしょうか。
どれもガネーシャ様の、摩擦係数0の面白さ満点です。(ガネーシャ様は思いっきり滑っているのですが、そこが私はツボです。)
そもそも、「かなえたい夢がない」という人は、「夢をかなえるゾウ0」がお勧めです。
「そもそも夢は必要なのか?」という根本的な疑問の答えが見つかったり、やりたいことがなくても夢を見つけたりする方法が楽しく学べます。
夢に挑戦してみたいけど、自分にその才能はないと躊躇っている方、貧乏からどうにか抜け出したい方は「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」がお勧めです。
少し意外な方法ですが、的を射ていると思いました。
本は、たくさん読んだけど、「もう遅い」とか何かと理由をつけて行動を起こしていない方には、「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」で激辛カレー並みの教えが必要です(笑)。
自分がいつかこの世界から旅立つ日が来ることを自覚していない人は、私を含めて大体数です。
誰にでも訪れることは知っているはずなのに、どこか他人事みたいな。
でも、もし残された時間が3か月だとしたら?
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