リベラルアーツ大学の両学長がYouTubeで書籍「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」を紹介していました。
それならと思い読みましたが、本書は私にとって、超難関でした。
書籍「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」は無料でpdf をダウンロードできます。
しかし、いくら無料でも難解で途中で投げ出してはもったいない。

名著も読んで理解できなければ、ただの紙の束になってしまう。。
そこで、私自身が何度も挫折しながら理解し、この本から特に刺さった部分を絞り出しました。
私と同じように難しめの本は苦手という方に向けて、動画では触れられていない3つのポイントをまとめましたので、ご参考になったら嬉しいです。
時間がない=それは優先事項じゃない
よい習慣を勧められると、できない言い訳を始める。一番よく聞く言い訳が「時間がない」なんだ。
でも、「時間がない」というのは、「それは優先事項じゃない」の言い換えだ。
本当に考えなくてはならないのは、それを優先すべきかどうかだ。
引用元:書籍「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」P225
ナヴァル氏の場合は、「健康」のために何でもいいから運動を毎朝することにしたそうです。
しかし、「なんとなく」の優先事項が10個も15個もあったら、何もできずに終わってしまう。
それに気付いたことをきっかけに、幸福よりも、家族よりも、仕事よりも、自分の健康を最優先にしたそうです。
自分の健康を最優先にした結果、運動をする時間がないとは言っていられなくなり、朝の30分の運動を欠かさなくなったそうです。

努力とか気合ではなく、やらざるを得ない「仕組み」をつくったのですね
「時間がない」、「忙しい」は、多くの人のやらない言い訳ですね。
多くの人が生活や人生をより良くしようと自己啓発書を読みます。
例えば、「夢を叶えるゾウ」はお勧めの自己啓発書の1つで、シリーズ累計400万部を売り上げるベストセラーです。
しかし、そこに書いてある通り行動して豊かになっている人数は,読者の人数より遥かに少ないです。
変わりたいと願う主人公に対して、夢を叶えるゾウであるガネーシャが「ただ座っているだけやん」というシーンがあり、図星の人も多いはずです。

知っていても行動しなければ、行動しないのと結果は同じですね。。
優先事項を何にするかは人それぞれで、良し悪しではない。
でも、これからは「時間がないからできない」とは言わず、「これは優先事項ではないからできない」と言い換えます。

それで納得できれば、それで良し。
違和感を感じれば、本当は優先事項だということ!
行動は性急に。結果は寛容に。
やらなくてはならないことはつべこべ言わずにやろう。
待つ必要がどこにある?
待っていても若くはなれない。人生はどんどん過ぎていく。
引用元:書籍「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」P249

今日が1番若い日です!
当然ですが、お金持ちであっても、貧しい人であっても、時間は平等で寿命があります。
何もしなくても幸せに生きている人はいるし、何かしなきゃいけないわけではない。
ただ、「人生は何かを成し遂げるには短すぎるし、何もしないには長すぎる」と言われますね。
成し遂げるには短い時間しかないことが分かっているなら、1日でも早く始めた方が多くを出来ます。
「いつかやろう」と思っても「いつか」は来ないので、今からやりましょう。

私もブログを始め、リベシティのオフ会に行ってきました。
最初はしんどいですが、必要なのは少しの勇気です。
私もまだまだなので、一緒に頑張りましょうね。
もう若くないから遅すぎると自分の心が思えば遅すぎるし、今からでも遅くないと思えば遅くない。
ただそれだけのことだと思います。
そして失敗の先に成功があるのですから、結果は寛容になりましょう。
致命傷にさえならなければ、何度でも挑戦できます。

やりたいことを見つけたいけど見つからないなら、嫌じゃないことから実際やってみること。
自転車も乗ってみないと乗れないのと同じです。
怒りとは、誰かになげつけるために握りしめている熱い石炭だ

元々は仏教の開祖であるブッダの言葉だそうです
私は怒りたくないし、怒っている人のそばにもいたくない。
そういう人は人生から締め出してしまう。
別に批判しているわけじゃないよ。
私自身たくさんの怒りの経験をしてきたからね。
みんな自分なりに怒りと折り合いをつけなくてはならない。
でも、その怒りは私以外の人に、他の場所でぶつけてくれ。
引用元:書籍「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」P271
投資家のチャーリー・マンガーも、「立派な友人を見つけたいなら、立派な友人にふさわしい人になれ」と言っています。
これは深く共感しました。

怒りをぶつけてくる人と仲良くなりたいか?答えはNOですね
世の中理不尽なことが多く、怒りを持ち、それをぶつけたくなることはあります。
そんな場所からは離れるのがよいですが、そうもいかないことがある。
(サラリーマンなら、サイコパス上司&部下など)
しかし、怒りをぶつける姿は、自分が嫌う人そのものの姿なので、そんな人に立派な人が近づきませんね。
腐った蜜柑の箱に自分という蜜柑を入れれば、腐るのは時間の問題です。
今日明日中にそんな場所から離れることができなくても、離れる努力をすることはできます。

「生殺与奪の権」を自分の手に取り戻せ!
怒りは人に当てるのではなく、理不尽な現状を変えるエネルギーにしたいですね。
いざ頭に血が上ると冷静な判断が下せなくなるかもしれません。
なので、怒りを人にぶつけることは、「豊かな人生から遠のく行為」であることだけでも覚えておきます。

私も怒りを爆発させていた時期がありました。
自分のことであっても、すぐに変えるのは難しい
それでも、10回中10回爆発から10回中5回とか過去より今が良くなれば御の字です
まとめ
本書から豊かに生きるポイント3選を紹介しました。
時間がない=それは優先事項じゃない
行動は性急に。結果は寛容に。
怒りは、誰かに投げつける熱い石炭で、怒りを人にぶつけることは、「豊かな人生から遠のく行為」
本書では、「人生の意味と目的とは?」(P265)といった誰もが1度は抱く疑問についても、ナヴァル氏の考える答えが記載されています。
ナヴァル氏の答えに興味を持った方は、本書を読んでみることをおすすめします。
無料でpdf をダウンロードもできます。

自由であることを大事にしているなど、リベ大学の両学長とよく似ている点があると思いました。
本書によると、「日に1,2時間の読書で世界のトップ0.00001%に入る」(P156)らしいので、1日だけでも世界の上位に君臨してみてはいかがでしょうか。
今回の記事が皆さんのお役に立てば大変嬉しく思います。
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