米国株の魅力と気を付けるべき点とは?

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S&P500のような米国株だけに投資する人は、当然米国株100%になります。

オルカンのような全世界株に投資する場合も、米国の占める割合は約60%を占めます。

米国株に投資をするにしても全世界株に投資するにしても、投資した自分のお金の内、6割以上を米国株に託すことになります。

そのため、米国株派の人も全世界株派の人も、米国株について自分で考え納得した上で運用を続けることが大事です。

納得した運用は、暴落時でも狼狽売りをせず、握力を高める助けになるからです。

そこで、この記事では米国株の魅力5点と気を付けるべき2点について紹介します。

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魅力1:長期で右肩上がりの実績

下図は、1990年1月から2022年8月までのS&P500(赤線)と日経平均(オレンジ色線)のパフォーマンスの推移です。

1990年1月末=100として指数化しています。

引用元:S&P500とは?NYダウとの違いやチャート比較でわかりやすく解説! | マネックス証券 (monex.co.jp)

約30年間、S&P500は途中で下落を経験しながらも、その度にそれ以上の上昇をし、長期では約12倍のパフォーマンスを示しました。

にゃこばん
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過去の結果は未来を保証しませんが、心強いですね

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魅力2:今後も人口が増加するから

多くの主要国の人口が減少していくと予測されるなかで、移民も多い米国は現在でも人口増加が続いています。

下図に日米の人口推移を示します。

引用元:なぜ、米国株に注目すべきか ~米国企業の強さの源泉と投資魅力~|わらしべ瓦版(かわらばん) (am-one.co.jp)

日本では、2009年の人口をピークに減少トレンド入りしています。

一方、米国は2050年まで増加傾向であることが分かります。

人口増加は、労働増加と消費拡大のもととなり、企業利益の拡大に直結します。

下図に米国の人口動態を示します。

引用元:1950年から2100年までの世界の人口ピラミッド – PopulationPyramid.net

生産年齢と言われる15歳~64歳の人が多く、高齢者の方が少ない状態なのがわかります。

よって、生産年齢人口が多く、人口が増えていく米国は、中長期的に株価の上昇が期待できます。

にゃこばん
にゃこばん

国内のマーケットで人口が確保されていると、経済がより回りやすいですね

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魅力3:世界最大の消費国

人口の増加は重要ですが、それだけではありません。

米国と同じように生産年齢人口が多く、人口が増える国は他にもあります。

しかし、購買力のない人がいくら増えても、経済にはあまり影響はありません。

米国は他国と比較して、格段に個人消費の大きい国であることがポイントです。

世界・名目家計最終消費支出ランキング
  • 1位 米国:11兆1496億 ドル
  • 2位 日本:3兆6056億ドル
  • 3位 中国:3兆167億ドル
  • 4位 ドイツ:1兆9708億ドル

引用元:世界・名目家計最終消費支出(ドル換算)ランキング – 世界ランキング

米国では購買力がある人が増えていくため、米国企業の業績は右肩上がりで伸びていくことが想定されます。

にゃこばん
にゃこばん

使えるお金がない人ばかりとか、貯め込んでいる人ばかりでは、経済が回らないですね

魅力4:金融法制が整備されている

新興国などに投資する場合、未熟な会計・法制度、政情不安のある国に投資する「固有のリスク」があります。

一方、米国は唯一無二の長い歴史の中で、不正を法整備で正してきました。

その過程で投資家が、不正から保護されるルールづくりがなされてきました。

具体的には、企業が資金流用などの不正を起こしにくくする仕組みなどのことです。

法整備が甘い新興国ではなく、「投資家を守る」土台ができた米国に投資するという、一定の安心感はあります。

にゃこばん
にゃこばん

投資したお金が事業とは関係ないところに流れて行っては、安心して投資ができませんね

魅力5:他国の成長も取り込み可能

米国企業にはGAFAMの他、P&Gやマクドナルドなど私達に身近な商品が多く、世界的にブランド力を持つ企業が多いため、世界の消費拡大を幅広くとらえる成長が期待されます。

大和アセットマネジメントのレポートによると、S&P500に採用されている企業の海外売上高は40%以上となっており、売り上げベースでは世界規模と言えます。

そのため、今後期待される「新興国市場」など他国の成長をまるごと取りこぼすようなことにはならないと考えられます。

にゃこばん
にゃこばん

米国だけに投資していても、他国の成長も反映することが期待できる!

気を付けるべき点1:米国にも暗黒時代があった

三井住友DSアセットマネジメントのレポートによると、米国には過去、長期間にわたって「ボックス相場」で推移していた局面がありました。

1966年2月から1982年8月までの16年間です。

この間、NYダウはほぼ600ドルと1,000ドルの間で行き来しました。

その結果、「株式は死んだか?」とまで言われた程です。

にゃこばん
にゃこばん

16年耐え続けるのは結構しんどいですね。。

気を付けるべき点2:最強は常に入れ替わる

下の図は、1970年以降の各年代ごとの国別/地域別株価指数のリターンを比較した表になります。

2010年代は米国株が優位でした。

しかし、その前は日本株や新興国株が最強で、米国が下位に沈む時代もありました。

したがって、必ずしも「米国株一強」の時代が続いてきたわけではないことが分かります。

引用元:全世界株vs米国株~S&P500指数に死角はあるか?~ | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)

そのため、今後も米国が最強である保証はありません。

にゃこばん
にゃこばん

トータル世界全体で成長していくとしても、米国が君臨するとは限らない

まとめ

今回の記事では、米国株の魅力5点と気を付けるべき2点についてを紹介しました。

まとめると、次の通りです。

米国株の魅力5点
  1. 魅力1:長期で右肩上がりの実績
  2. 魅力2:今後も人口が増加するから
  3. 魅力3:世界最大の消費国
  4. 魅力4:金融法制が整備されている
  5. 魅力5:他国の成長も取り込み可能
米国株の気を付けるべき2点
  1. 気を付けるべき点1:米国にも暗黒時代があった
  2. 気を付けるべき点2:最強は常に入れ替わる

米国の株式市場は、課題を抱えながらもそれ以上の魅力があるからこそ、長期にわたり右肩上がりの成長を続けてきました。

米国指数は、その時代で、衰退していく企業を容赦なく指数から追放していきました。

例えば、S&P500の中身は常に新陳代謝され、その時代のベストな500社が選ばれているおかげで、右肩上がりを続けているといえます。

にゃこばん
にゃこばん

どこかの国のように指数の中にイケていない企業がいつまでもいたのでは、ダメですからね

最後まで読んでくださり、有難うございました!

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