インデックス投資は相場を読まず、長期投資が前提なのはなぜ?

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インデックス投資は、相場を読まない長期投資を前提とした手法です。

  • 相場を読まないため、上げ相場でも下げ相場でもいつでも始め時です。
  • 長期投資のため、上げ相場でも下げ相場でもいつでも同じ投資を続けます。

では、インデックス投資は相場を読まず、長期投資が前提なのはなぜでしょうか。

その理由はこちらになります。

インデックス投資が相場を読まず、長期投資が前提の理由
  • 相場を読まないのは、短期的な未来は誰にも分からないから。
  • 長期投資なのは、世界は長期的には成長するから。

資産形成時に限らず、取り崩すとき(利益確定するとき)や積立ストップするときも、基本的には相場を読むことはありません。

にゃこばん
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もちろん、個人でどんな戦略をとるかは自由ですよ

  • 取り崩す(利益確定するとき)のは、相場が良くて利益確定したい時や暴落で怖くなった時ではなく、お金が必要になった時です。
  • 積立ストップするのは、相場の良し悪しに関係なく、積み立てるお金がなかったり積み立てる必要がなくなったりした時です。
にゃこばん
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相場の事情ではなく、家計の事情!

この記事では、短期的な未来は誰にも分からない理由と、本当に世界は長期的には成長するのかについて紹介します。

にゃこばん
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根拠をしっかりさせておくことは、航路を保つことに大いに役立ちます!

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短期的な未来は誰にも分からない

仮に未来を読める場合、これからどの銘柄が成長するかを正確に予想し、資産を拡大している「投資のプロ」がいるはずです。

例えば、アクティブファンドは、特定の指数を上回る運用成績を目指す投資信託です。

運用のプロが、市場や企業を独自の観点で徹底的に調査・分析したうえで、組入銘柄を選定します。

対してインデックスファンドは、日経平均株価やS&P500等、市場の動きを示す特定の指数(=インデックス)に連動することを目指した投資信託です。

インデックスファンドは、特定の指数に連動することになるため、基本的に市場平均を大きく超えるリターンは得られません。

にゃこばん
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それでは肝心のアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は?

下の図は、インデックスのパフォーマンスを下回っている日本のアクティブファンドの割合(2017年6月末時点)です。

インデックス投資では10年以上の長期投資になることが前提となります。

そこで、下図でも右端の10年の結果を見てみます。

引用元:「アクティブファンドがインデックスに勝てない」根拠とは? | 東証マネ部! (money-bu-jpx.com)

その場合、下3つの外国株に投資をするアクティブファンドの85%以上がインデックスに勝てていないことが分かります。

上2つの日本株に投資する場合でも、60%以上がインデックスに勝てていないことが分かります。

にゃこばん
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「投資のプロ」が「市場平均を上回る成績を出す人」、という定義であれば、そんな人はほとんどいないのですね

なぜ、アクティブファンドがインデックスに勝てないかはこちらの記事で紹介しています。

大半の場合、アクティブファンドが市場平均を上回ることができない真実は、未来は誰にも常に分からないということを示しています。

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世界は長期的には成長する

下図は、1801年に1ドルを投資した時の株式、債券、金、ドルのリターンの推移をそれぞれ示しています。

引用元:The Oxford Club Japan

200年という超長期のスパンで、株式は1ドル→139万ドルに成長しています。

株式が他の資産と比較して長期的には高いリターンになることが分かります。

短期的には、マイナス成長だった年もあります。

しかし、一時的にマイナスになる度にそれ以上の成長をし続けてきたことが分かります。

にゃこばん
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過去の結果は未来を保障しませんが、これは心強いですね

これは米国のデータでしたが、どの国でも超長期的には成長しています。

この日本でも、去年と今年ではあまり変わりませんが、100年前と今では今の方がはるかに豊かな世界です。

下図は、1960年から2022年までの世界全体のGDPです。

超長期的には右肩上がりで豊かになっていることが分かります。

引用元:GDP (constant 2015 US$) | Data (worldbank.org)
にゃこばん
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超長期で見ると、途中のマイナス成長もノイズに見えてきますね

これからどの企業が、どの国が最も成長するかピンポイントで予想することはできません。

しかし、過去の株価やGDPから、短期的にマイナスになることはあっても、世界は長期的には成長し、報われる可能性が高いといえます。

長期ってどれくらい?

下図は、先進国株式、先進国国債、先進国株式50%&先進国国債50%に投資した場合の「投資期間とリターンの関係」を示しています。

今回は、緑色の先進国株式に着目します。

引用元:Guide to the Markets | J.P.モルガン・アセット・マネジメント (jpmorgan.com)

投資期間が1年間の場合には、リターンは+67%になる場合もあれば、-47%になる場合もあります。

しかし、より長い期間で考えれば、大きなプラスになることもなくなりますが、大きなマイナスになることもなくなります。

20年間投資すると、リターンは+4%から+12%であったことが分かります。

そのため、まずは20年間を1つの目標とするのが妥当と考えられます。

にゃこばん
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20年間投資すれば大丈夫ということはないので、そこは注意です!

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まとめ

インデックス投資が相場を読まず、長期投資が前提の理由はこちらです。

インデックス投資が相場を読まず、長期投資が前提の理由
  • 相場を読まないのは、短期的な未来は誰にも分からないから。
  • 長期投資なのは、世界は長期的には成長するから。

この記事では、短期的な未来は誰にも分からない理由と、本当に世界は長期的には成長するのかについて紹介しました。

  • 大半の場合、アクティブファンドが市場平均を上回ることは不可能という真実は、「未来は誰にも常に分からない」ということを示しています。
  • 過去の株価やGDPから、短期的にマイナスになることはあっても、世界は長期的には成長し、報われる可能性が高いといえます。
にゃこばん
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なぜその手法を取るのか、根拠を明確にしておくとで、ファンドの握力も高まりますね

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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