一般的な人生の5大支出はこちらのとおりです。
- 住居費
- 子育て費用
- 自動車にかかる費用
- 税金・社会保険料
- 老後費
なお、この支出は個人差が大きく、数千万単位での振れ幅があります。
選択次第で、子育て費用や自動車にかかる費用がない人もいます。
この記事では、それぞれどのくらいの金額がかかるか調査・シミュレーションしてみました。
その上で、5大支出にどのように備えていくか紹介します。

シミュレーションの金額は参考程度で、どのように備えていくかの方が大事です
人生の5大支出の調査・シミュレーション結果
それぞれについてのとりあえずの目安を調査しました。
住居費:6,000万円
持ち家の場合
住宅の平均購入価格は、公益財団法人 生命保険文化センター によると、以下のとおりです。
- 土地付注文住宅:4,400万円台
- 建売住宅:3,600万円台
- マンション:4,500万円台
- 中古戸建:2,600万円台
- 中古マンション:3,000万円台
マネーの達人 によると、25歳で一戸建て注文住宅を購入すると、生涯でかかる費用は約5,991万円かかります(初期費用、住宅ローン利息、固定資産税、保険料、リフォーム費用など含む)。

住宅ローン減税で負担が小さくなる場合はありますね
賃貸の場合
マネーの達人 によると、25歳から家賃7万5千円で60年間賃貸に住み続けたとすると、約5,919万円かかります(初期費用、更新料など含む)。

家賃が安かったり、会社から補助が出たりした場合、負担は軽くなりますね
子育て費用:2,000万円から4,000万円
三井住友カードの調査によると、1人あたりの子育て費用の目安は、以下のとおりです。
すべて公立校に通った場合:約2,694万円(大学が国立の場合:約2,682万円)
すべて私立校に通った場合:約4,021万円

扶養手当や給付金を貰える場合、負担は軽くなりますね
自家用車にかかる費用:2,000万円から4,000万円
All Aboutの試算によると、仮に20歳~70歳までの50年間、車に乗り続けた場合、ガソリン代や整備費用、保険料などを含めて以下の費用がかかります。
普通車の場合:約4,000万円
軽自動車の場合:約2,000万円
クラウンクラスの場合:約6000万円~1億円

車が不要な地域に引っ越せた場合などは、負担は軽くなりますね
税金・社会保険料:6,000万円
サラリーマンの生涯年収は、約2億円とされています。
給与総額の2~3割程度が差し引かれるとすると、生涯で約6,000万円の税金や社会保険料を支払うことになります。

税金・社会保険料は増加傾向で、少子高齢化でこのトレンドが続くのは予想されます(泣
老後費:3,000万円
2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果 結果の概要 によると、高齢者の1か月の支出は約14万円です。
年間で168万円となります。
老後期間を20年で計算すると、168万円×20年=3,360万円となります。

年金が支給されるはずですが、近年は支給年齢が引き上げ傾向
どうなることか?
人生の支出にどう備えるべき?
では、こちらの来るべき支出にどうやって備えれば良いのでしょうか?
- 住居費:6,000万円
- 子育て費用:2,000万円から4,000万円
- 自動車にかかる費用:2,000万円から4,000万円
- 税金・社会保険料:6,000万円
- 老後費:3,000万円
各金額はあくまでシミュレーションで、各自の選択、収入、インフレの影響、制度変更などで容易に変動するものです。

変動要因が多く、その変動の幅もまた大きいのですね
この変動する支出に備えるために、私の考える方法はこちらです。
- 今日からお金のことを学んで実践して、去年より今年の生活が楽になるようにしていくこと
正確に計算できない出費を今から一生懸命シミュレーションしても問題は解決しません。
お金の問題は5大支出に限らず一生ついて回る問題です。
- 旅行や食事を楽しむための貯金はできる?
- 会社をクビになったら?
- もし、急な病気で働けなくなったら?
- 住宅リフォーム、介護、病気など、突然の支出にも対応できるのか?
- 老後は年金だけで生活費は足りるのか?

大なり小なりお金の問題は死ぬまで一生ついて回るもの
お金の問題を解決するには、個人資産や稼ぐ力、知識があるほどその選択肢が広がると考えます。
- 個人資産はあればあるだけ、選択肢が広がる
- 稼ぐ力が高ければ高いほど、選択肢が広がる
- お金の知識があればあるだけ、選択肢は広がる

お金の問題は0にできないけど、選択肢を広げることで小さくしていくことはできます
不確定な遠い未来のためではなく、昨日よりも今日、今日より明日をより良くするために、今日ベストを尽くせば良いと考えます。
だからこそ、「今日からの行動」が大事と考えます。
個人資産や稼ぐ力は、今日明日に高められるものではありません。
しかし、お金の知識は今日からでも学んで実践していくことができます。
その過程で、個人資産や稼ぐ力も少しずつ高めていくことができると考えます。
例えば、以下のような行動をしてみることです。
- 無駄な保険に加入していないかなど家計を見直してみる
- 会社に頼らずに稼ぐスキルを身につける
- お金を働かせるため、投資について調べてみる
それぞれについてネットで調べることもできますが、お勧めの書籍を紹介します。
紙媒体である故、スマホの通信費やNISAや税金関係に関することなどは情報が古い部分もあります。
しかし、絵が多くて読みやすく、お金の勉強の第一歩として家族や友人にお勧めできる書籍と考えます。

読んで「勉強になった」で終わりではなく、1つでも良いので実践することが大事です
両学長は、 YouTubeも運営しており、すべての動画を無料で見ることができます。
しかし、1,000本以上と本数が多いので、今から全部見るのは大変かもしれません。
書籍では体系的に動画の内容の基礎がまとめられていています。
書籍を読んで、さらにもっと詳しく知りたい部分を深く動画で学んでいくのがお勧めです。

小さな1歩の積み重ねが10年後の大きな変化につながります
私もこれからです
一緒に人生を良くしていきましょう!
最後まで読んでくださり、有難うございました!
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